ベッドの上に座り込み、夜着の裾をめくりあげる。
両足を広げ、股間を空気にさらすと、ひんやりした外気にピクッと震えた。 蕾に左手を伸ばし、軽く触れると、花が開くように盛り上がっている。 発情期ほどではないが、やはりその時期が近いのだと思った。 「ぁ、熱いっ」 指で触れただけで、蕾がうごめいた。 エマは、ゆっくりと人差し指を中に差し込む。 「んんっ、ぁ、ァッ」 すぐにトロトロと愛液があふれてきた。 「んぁぁ、ッ……はぁんっ」 指を飲み込んだ蕾が、きゅっと締めつけ、欲しがるようにうごめく。 敏感な蕾は、指で触れるだけで気持ちいい。 中を掻き回したくなるが、エマは右手に静香石を持った。 「ぁんッ」 入り口にあてただけで、感じてしまう。 敏感な躰に戸惑いながら、少し奥へと押し込んだ。 「ァッ……ん、んぁぁっ!」 慎重に挿入するつもりが、蕾はあっけないほど簡単に、静香石を飲み込んだ。 「ッ、ぁッ、ひぁぁんっ」 蕾を押し広げ、スルッと入ってきた冷たい感触に、体を震わせる。 無機質な魔道具だが、痛みもなく、すぐに蕾に馴染んできた。 「あぁぁんっ、……はぁ、はぁっ」 静香石を飲み込んだ蕾は、悦ぶようにギュウギュウと締めつける。 腰が甘く疼き、エマは無意識に半身を握りしめた。 すでに半勃ちの雄を、上下に扱き出す。 「はぁっ、ァァ、ッ……ひゃぁぁッ!」 あっけなく弾けて、股間を濡らした。 けれど、いちど果てただけでは、熱がおさまらない。 エマは脚を開いたまま、快楽に追われるように、夢中で昂ぶりを扱いた。 「ひゃぁんっ、ぁぁ、ぁんっ、アァァッ!」 ビクビクと躰を震わせ、三回ほど達したところで、ようやく理性が戻ってきた。 「ぅぅ……」 発情期よりマシとはいえ、抑制剤の効き目が悪いせいで、快楽に思考を奪われてしまう。 ベタベタに濡れた